ひとりごと

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「そろそろ妊娠を」と考えた時にしておくべきこと

 

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「そろそろ妊娠を」と考えた時にしておくべきこと

 


 年齢や仕事の環境などを考慮して、「そろそろ妊活を始めたいな」と思った時、まず何から始めたらいいのでしょうか?

 

 医学的に最低限必要なことは、パートナーと自分の性感染症検査と、婦人科検診です。また、風疹のワクチンを接種していない又は接種したかどうかわからない人は、風疹抗体検査を受けて、抗体価が低ければ妊娠前に予防接種を受けておく必要があります。多量飲酒や喫煙の習慣がある人は、妊娠前に完全にやめておく方がベターです。体重が多すぎる(BMIが25を超えている)場合は、適正体重に落としてから妊活を開始した方がスムーズです。

 

 性感染症検査は、本来妊娠を希望しているかどうかは関係なく定期的に受けた方がいい検査ですが、まだまだ、パートナーが変わるたびに検査を受けているという方は少ないでしょう。妊娠を目指すということは、コンドームを使わなくなるということになります。つまり、性感染症に感染するリスクは高くなることを意味します。なので、妊活を開始する前に、お互い何も感染していないことを確認しておいた方が安心です。

 

 婦人科検診は、すでに毎年受けているという方の場合は、妊娠前だから特に受けておいた方がいいというものではありません。ただ、毎年子宮頸がん検診は受けているけれど、超音波検査は受けたことがないという方は意外と多く、妊娠してから子宮筋腫卵巣嚢腫に気付くケースも少なくありません。年に1回は子宮頸がん検診と超音波検査を受けておくことで、異常に気付かず妊娠するということを防ぐことができます。

 

 その他に、普段から月経不順傾向の場合は、妊娠を目指し始める前に婦人科でホルモン検査を受けておくことをおすすめします。特に甲状腺ホルモンは、妊娠を希望している場合と通常の場合とでは基準値が異なってきますので、過去に検査をして異常がなかった場合でも、妊娠を目指す直前に再度確認しておいた方が安心です。

 

 月経不順など気になる症状がない、38歳未満の方であれば、通常は基礎体温をつけてタイミングをとることから始めていきます。妊活を開始するまでに、基礎体温のつけ方や読み取り方、排卵日と妊娠しやすい日の関係、排卵日の特定の仕方などを把握しておくとよいでしょう。38歳以上の場合は、妊活を開始したら早めの段階で不妊専門病院で一通りの検査だけは受けておくと、その後の選択肢を広げやすくなります。

 

 妊娠を目指すにあたって「こうしなければならない」という厳密なルールがあるわけではありません。日頃から適切な生活習慣を身に着けて、定期的な検診を受けていれば、何も特別なことは必要ないのです。妊娠希望の有無にかかわらず、日頃から自分のメンテナンスをしっかりしておけるといいですね。

 


清水なほみ

NPO法人女性医療ネットワーク理事・NPO法人ティーンズサポート理事長。日本産婦人科学会専門医で、現在はポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長。病院に行きづらいという患者さんの悩みを、現役医師の知識を活かしてサポートしている。

 

 

  

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